旅と思索社は東京・湯島の、いちばん小さなひとり出版社。人生を旅し、考える人の道標となる本を目指します。

横尾正夫作品集 自選作品100

9784908309038_web横尾正夫作品集
自選作品100

横尾 正夫 著
定価:3,240円(本体3,000円+税)
A4判変型・並製/104ページ
ISBN 978-4-908309-03-8 C0072

2015年12月17日発売

内容紹介

 楽器の変化あるさまざまな形と、それを自在に操り、美しい音色を奏でる「美女たち」に魅せられて――。

 決して忘れることのなかった絵画への情熱と、自らの絵のスタイルを探す長い旅。そして訪れた、オーケストラとの出会い。
 その魅力を最大限に表現する写実的絵画作品の創作活動を続けて30年。喜寿を迎えた著者が自らの節目に選んだ珠玉の絵画作品集。

目次

横尾正夫氏に寄せて ヴァイオリニスト 浦川宣也

ごあいさつ

プロローグとして
 ロオザンヌの朝/公園の昼下がり/公園にて/セーヌ川の遊歩道/国境の街/椿の下へ/雪の宮寺

オーケストラとの出会い
 リハーサル/小休止/コンサートの日/響/インテルメッツオ/開演前/プロローグ/予鈴/リハーサルを終えて/アンコール/奏/金糸模様のドレス/オーケストラボックス/シンフォニー21/シンフォニー

Block-1 楽器と奏者の組み合わせは無限に広がる
 役づくり/ソナタII/ハーモニー/デュオ/調音/リハーサル/ア・レスト/もうすぐ出番/オーケストラボックス/小休止/開演前/コーダII/スタンバイ

Block-2 ハープとの出会い
 或る夏のリハーサル/ステージに立つ/ハープ協奏曲/リハーサル/ステージ練習/レッスン/歌姫/Laissez Vivrer/The Diva/バロック音楽はいかが/PROBE/黄色のドレス/舞台にて/緑色のドレス/青いドレス/アルモニオーソ/チューニングはこの辺で/TACET/ローブフルール/ヴィオレッタ/UN ACCORDAGE/ソリスト/トーンを変えて/POSE/ピンクのリボン/PROBE/レースの扇/結び直し/バレリーナII/村娘/鏡の前のバレリーナ/村娘/メーク

block-3 楽器の組み合わせには無限の変化がある
 日本橋にて/リハーサルが始まる/バロックへの想い/レースの衣裳/オケピットにて/舞台裏にて/コンチェルタンテ(concertante)/コンチェルト/客が入るぞ/デュオ(DUO)/開演を待つ/黄色のドレス/舞台づくり/もうすぐ出番/薔薇とミニハープ/鏡の前で/花柄の白いドレス/ひと呼吸/ある練習日/夢追う少女/出番です/アンモマン/黄色の衣裳/アマービレ(AMABILE)/パウゼ(PAUSE)/ハープの前で/フィギュール/スタンバイI/スタンバイII/メイクアップ/出番前

市民権を得た風景画
 湖畔の朝/フィヨルドのりんご畑/コールマールの古木/カイゼルベルン風景/椿/牡丹/酔芙蓉/牡丹/アルマンネン通り/じぐざぐ路/春の雪/スノースヒル/コッツウォルズの並木/街はずれ/川沿いの散歩道/ボートン・オン・ザ・ウォーター

掲載作品一覧

あとがき――今思うこと

著者プロフィール

著者:横尾 正夫(よこお まさお)
 1938年山形県東根市生まれ。山形県立山形南高等学校卒業後、東京芸術大学油画科入学(小磯教室)。在学中に安宅賞受賞。卒業後、電通にアートディレクターとして入社。会社勤めの傍ら創作活動を始める。63年光風会展に初出品し、以後毎回作品を出品。65年に日展初入選。75年、故郷・山形十字屋にて第1 回個展を開催する。93年より日展にも毎回出品を開始、96年の電通退社を機に、創作活動に専念しながら各地で個展を開催。ホキ美術館ほかにて作品を常設展示。
 主な受賞歴に光風会展「桜賞」、「ムーン賞」、「中村研一賞」、「鬼頭鍋三郎賞」、「辻永記念賞」などがある。 

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