いつも旅と思索社はじめ、小社出版物、Bookstore & Garelly「出発点」をご愛顧いただきまことにありがとうございます。

おかげさまで5月1日に弊社は創立10周年を迎えることができました。心より御礼申し上げます。

私事ですが、昨年1月のコロナウイルス感染以降、体調不良が続き、2月に心臓の異常が見つかりました。その後カテーテル手術を受けたものの術後の眼の合併症に悩まされ、会社だけでなく私自身、存在の危機を迎えました。
しかし、今年初旬より眼の症状が奇跡的に回復し、こうして皆さまにご挨拶できるまでに回復いたしました。
再起を目指してあきらめずここまで来られましたのも、これまで関わっていただきました皆さまの笑顔にもう一度接したいという思いからでした。
ほんとうにありがとうございました。

新型コロナウイルスもようやく落ち着き、大きな脅威でなくなりつつある今、旅と思索社はあらためてしっかりと歩み始めたいと思います。
10年を機に企業理念をあらため、会社の姿勢についてより明確に示すことにいたしました。

基 本 理 念 時代を生き抜き、希望の道標を未来に残す。

新行動理念 見えないものにこそ存在する本質を常に意識します。
      信じることと同じように疑うことを大切にします。
      マジョリティよりもマイノリティを重視します。
      夢を語る人びとを尊重します。

コロナウイルスから始まった4年間の月日は、私に対して生きることの意味とその存在理由という、これまでも心の片隅にあって常に答を先延ばしにしていた問題に否応なく対応を迫ってきました。
いま、予断を許さない世界にあって、自分と会社にとって何ができるのか。与えられた問いにいつも心しながら進むべき道を探してまいります。

これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

合同会社旅と思索社
代表社員 廣岡一昭